騙されないために知っておきたい！出会いアプリのサクラの見分け方

出会いアプリにいるサクラは3種類

「サクラ」と言うと、店舗や運営する会社が用意したものとイメージしがちですよね。しかし、出会いアプリのサクラはサイト運営側以外からも送り込まれていることが多く、出どころによって主に3種類に分けられることをご存知でしたか？

まず一つ目に、最も一般的な「サイト運営側に雇われているサクラ」があります。運営側がサクラを用意する目的は主に2つあり、まず一つ目は男性ユーザーの集客です。より良い、多くの出会いを求めるユーザーなら、女性ユーザーが少ないサイトより多いサイトを選びますよね。そこで運営はサクラを女性ユーザーに見せかけ、あたかもたくさんの女性が利用していると見せかけます。　次に、男性に課金を促すためです。多くの出会いアプリではポイントを使ってメールを閲覧・返信できる仕組みで、メールのやり取りが増えるほどポイントが購入され、運営側の利益が増える仕組みになっています。そこで例えば運営側はサクラを使い、男性が何度もメールをやり取りしたくなるような、思わせぶりなメールを送らせるのです。

2つ目は「業者が行っているサクラ」です。その目的は一般ユーザーの個人情報入手だと言われていますが、外部業者であるために運営側は把握が難しく、いつの間にか被害にあっているということも珍しくありません。

3つ目は「個人で行っているサクラ」です。これは、出会いアプリで稼げるポイントが目当てで登録した女性ユーザーのことでもあります。多くのサイトではポイントを現金と交換できる「キャッシュバック制度」を導入しているため、サイトで男性とやり取りしてポイントを稼ぎ、現金を手に入れようとする女性ユーザーが発生しています。

サクラにありがちなやり取りとは？

サクラにありがちなやり取りの特徴は、「男性の下心を煽る」ものの、「メールする関係以上に踏み込ませない」ことです。

例えばサイトに登録後すぐ「プロフィールをみて気になりました。お会いしたいです」といった唐突な内容のメールが送られてきたら、サクラを疑うべきだと言えます。また、「もっとお話したいのでラインのIDを教えます」というのもよくある文面です。しかし実際には女性ユーザーは存在しないため、ポイントを購入してメールを読むと、全く別のやり取りを始めるパターンが多く発生しています。特に、ポイントが少なくなっている時を狙ってきたような「IDを教えます」や、「画像のURLを送ります」といった内容には要注意です。

または「チャットしませんか」と外部サイトのURLが張られたメールが送られて来たら、それは外部業者が行うサクラの可能性があります。なぜなら外部業者はサクラを使い、サイト利用者を獲得しようとすることもあるためです。

しかし男性側も、何度かやり取りを重ねてやや親しくなった頃に「会いたい」「デートしたい」という内容のメールを送ることがあるかと思われます。もしもサクラであれば、ライン同様に実際にはその女性は存在しないため、相手はそういった話題を避けざるを得ないでしょう。あからさまに話をそらされるようなことがあれば、サクラを疑った方が良いかもしれません。

サクラに騙されないために！見分けるポイントは3つ

サクラに騙されないためには、まずは「話がうますぎないか」「メッセージを長引かせようとしていないか」「すぐにラインに誘導しようとしてこないか」の3つのポイントに気を付けましょう。

男性ユーザーは女性との出会いを求めてサイトに登録しますから、女性から好意を感じさせるようなメールが送られて来たら、誰でも悪い気はしないはずです。しかし、あまりにも唐突に「会いたい」や「好みのタイプです」といった内容が送られてきてはいませんか？それまで実生活であまり良い出会いに恵まれなかった人は特に、突然の「うますぎる話」には警戒すべきでしょう。良い出会いを求めるなら焦りは禁物です。個人的な体験から言えば、突然そんなメールを送ってきた相手はほとんどサクラで、そうではなかった女性ともあまり良い出会いにはなりませんでした。また、メールのやり取りが途切れそうな時や、ポイントが無くなりそうな時に相手が思わせぶりな内容を送ってきたら、それはメールを長引かせようとしているのかもしれません。ラインへの誘導も同様ですが、これらの「相手とのやり取りで感じるちょっとした違和感」がサクラを見分ける判断材料になります。